22/05/2023

what3words(ワットスリーワーズ)(本社:イギリス・ロンドン、共同創立者兼CEO:クリス・シェルドリック)は、電子部品、カーエレクトロニクス関連製品の開発・製造・販売を行うアルプスアルパイン株式会社(東京都大田区、栗山年弘社長)の国内マーケティング部門であるアルパインマーケティング株式会社(東京都大田区、石田宗樹社長)との提携開始を発表しました。本日より、同社の「ビッグX」車種シリーズ専用アプリ「BIG X CONNECT」にてwhat3wordsが利用可能になり、同アプリ利用者は3つの単語だけで正確な目的地までのルート検索ができるようになりました。

what3wordsが実施した調査 1 では、調査対象者の3分の2以上がナビシステムを頻繁に利用しているものの、対象者全体の79%が、「ナビゲーションシステムを使っても常に正確な目的地に到着できないと思っている」と回答しています。これは必ずしもナビシステムによるものではなく、既存の住所システムが今の社会的ニーズにかなっていないことを示しています。この他にもナビシステムが本来の目的地とは違う場所に誘導してしまう原因は、下記をはじめ数多く挙げられます。

  • 特定の入り口ではなく、建物の中心を目的地としたルートが表示された(25%)
  • 住所のない場所(公園、ポップアップ会場、ビーチなど)を目的地としていた(19%)
  • 通り名を入力したら間違った目的地が表示された(特定の場所ではなく広域エリア全体が指定されてしまったなど)(15%)
  • 目的地の住所がナビに出てこなかった(新築ビルや新興住宅地など)(15%)

what3wordsは、正確な位置情報の簡単な伝達方法を提供し、これらの問題を解決します。全世界を3メートル四方のマス目に区切り、それぞれのマス目に3つの単語からなる固有の組み合わせによる「what3wordsアドレス」を割り当てました。これにより建物の入り口、公園のベンチ、ポップアップ会場、さらに海水浴場内の待ち合わせ場所にも、それぞれ固有のアドレスが割り当てられ、世界中のどんな場所でも簡単に位置情報の共有やルート検索を行うことができます。たとえば、「 ///たこやき。でんちゅう。ひやけどめ 」は富士山の絶景を望める駐車場を示しています。今回の提携により、「Big X CONNECT」ユーザーは、わずか3つの単語によるwhat3wordsアドレスを入力するだけで、目的地の正確な場所まで簡単にナビできるようになりました。

what3wordsにより、通り名がない、建物に番号が振られていない場所など日本の複雑な住所表記方法によるさまざまな課題を解消できます。複数の入り口がある建物、駅、コンサート会場など、わかりづらい場所や混雑した場所でもピンポイントで正確な場所を伝えることができます。

what3wordsの導入は、日本全国で急速に進んでいます。すでに多くの飲食店やホテルが、利用客にアクセス方法を分かりやすく伝えるためwhat3wordsアドレスを掲載しています。2023年2月には株式会社ナビタイムジャパンの「NAVITIME」アプリに同技術の導入が発表されました。また昨年末、株式会社SUBARUが同社の新型「クロストレック」で世界初の日本語でのwhat3words音声入力を実現しました。

what3wordsの共同設立者兼CEOであるクリス・シェルドリックは、「what3wordsの住所表示方法に対する革新的なアプローチが日本で歓迎されたことは、素晴らしいことです。当社の技術に大きな可能性があると考えており、日本でのさらなる事業拡大を目指していきます」と述べています。

what3wordsは、ソニーイノベーションファンドをはじめとする日本の大手企業各社からの支援により事業を拡大しています。2016年に設立されたソニーイノベーションファンドは、ロボット工学、人工知能、その他のテクノロジーなどの分野における有望で革新的な新興企業に対する支援に取り組んでいます。ソニーの技術的ノウハウを活用してより良い社会と未来を築くために、米国、日本、ヨーロッパのさまざまな企業への投資を行ってきました。これまで国内のパートナーや投資家には、日立ソリューションズ、SUBARU、アルパイン、インクリメントP、MAPPLE、S.RIDE、CrossHelmetなどが含まれています。

メディアキットは こちら

1 調査結果は、OnePollが2021年に日本の18歳以上の成人1,000人に行った調査に基づくものです。